誇大妄想をするHSPの戯言

HSP/HSSである中年男性が妄想をひたすらに書きなぐる落書き場

善意

「一回のセッションが60分。料金が○○円になります」

なんかこんな感じのWEB記事をよく見る。
別にこの商売――というか、ビジネスに対して何か文句があるわけでもない。
僕はこの商売は「まぁそういった商売があってもいいよね」くらいにしか感じないけれど、ちょっと違和感がある。

「これって、貧乏人はセッション受けれないってことだよね?」

そんな疑問が頭の中に蔓延る。

無論、これらが本当に効果を及ぼして、そのセッションを受けた人の人生が上手くいけば安い金額だと思う。
たかが数万ほどの銭を払えば、この先の自分の人生が少しでも楽になれるのであれば、それは安い買い物だ。

でも、どうなんだろ、これ。

ノウハウとかを学ぶためには、やはりそういった専門的な知識や経験をもった人間が教えてくれるのが一番だし、それが
もっとも効果あることなんだというのはわかるんだけど。
何か、平等性を疑ってしまう、というか。やはりその裏にあるビジネス的な問題を考えてしまう。

セッションをする人間も、所詮は人間である。生活をするためには、お金が欲しいだろうし、ある程度安定したビジネスを展開しないとダメなのも分かる。

だけど、なんか変な違和感を覚える。

何も無料でセッションをしてほしい、とは思っていない。それなりの金額を支払うのはひどく当然なことだとは思う。
ただ、なんか社会的な弱者に対して、心がすさんでいる人間に対しての集金のシステムみたいな感じに思える。

そもそもHSPの人は、他の大多数の人よりも心が優しい人間で、善意がある人間を疑ったりはあまりしない。
でもその善意を利用して、毎日の飯代を稼ごうとしている心無い輩がいるものまた事実だとは思う。

考えすぎかもしれない。

ただ藁をもつかむ思いでセッションに臨んだ人間に対して、美味しい話をするだけして、丸投げするビジネスは僕はビジネスとは呼びたくはない。